2008/04/06

モディリアーニ展

ECのお姉さんに、こんな素敵なバックをいただきました♪
そこで、春の陽気に誘われて、バックとお出かけ(^^)
出かけた先は、六本木の国立新美術館。
黒川記章氏のこの斬新なデザイン、六本木の新名所でしょうかねぇ。
すぐ側に、東京ミッドタウンがあるので、美術館の後はそこでランチもいいですよー♪
(但し、ランチタイムを要チェックです!)
この美術館では、現在「モディリアーニ展」の真っ最中!(3/26~6/9)
大好きなモディリアーニとあっちゃ、見逃すわけにはまいりません!!(^-^)

特徴的な、細長い首と極端ななで肩、アーモンド型の光のない目、・・「なんじゃこりゃ!?」と首をかしげる人もいますが、なぜか引き付けられる画風です。



≪展示会場入り口≫





展示内容が豊富で、初期のデッサン(素描)から写実的に描かれた肖像画まで、初めて目にする絵もあり大満足でした♪
興味は、やはり2番目の奥さんのジャンヌの存在。
この絵は「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」。
ジャンヌを描いた数多い作品のなかでも、特に有名なモディリアーニの代表作。
苦しい生活の中で、酒と薬でボロボロになったモディリアーニを支え、絵を描く意欲を与え、モディリアーニが肺結核で亡くなった2日後に、二人の間にもうけた幼い子を残し投身自殺してしまいます。
しかも、おなかの中には二人目の子を身ごもりながら・・・・

本当に自殺だったのでしょうか???
10年前、パリに眠るモディリアーニを訪ねました。

ペール・ラシェーズ墓地に、ジャンヌと
仲良く眠っているのです













↑上の石棺(2枚)がモディリアーニの墓。
右の花いっぱいの立派な墓は、「エディット・ピアフ」。→

↓下の真っ白な大理石の墓は、「イヴ・モンタン/シモール・シニョレ」


彼の最期を思わせる、寂しいお墓でしたが、石棺の
上にモディリアーニとジャンヌの名前を見て、
なぜか涙が溢れましたっけ・・・。




と、ここで余談ですが、このときEC(勿論モディリアーニファン)を誘ったんですが、頑として
「俺は行かない!幼い子らを置いていけるか! 平気でいける君は冷たい!!」
などとお叱りをうけつつ、お子達はニャンコ専門のペットHに預け、たった一人、
旅に出たのでありましたぁ~(笑)。
成田出発から帰国まで、たった一人という、「チャレンジャー」な旅でしたが、目的を果たせて大満足な旅行でした(^-^)
ちなみに、ECからはしっかり御土産を催促され、結果的に二人とも満足でめでたしめでたし♪
それにしても、幼い子を残し、夫の後を追い自殺したと言われているジャンヌ・・・
どんなに愛した夫に先立たれても、二人の間の大切な子を残し、新しい命も道連れにして、本当に死ねるものでしょうか???
「愛」って、何なんでしょうかねー。

追記:モディリアーニの生涯は、映画にもなってます。「モンパルナスの灯」(白黒)と「モディリアーニ 真実の愛」(アンディ・ガルシア)。

5月10日には、「モディリアーニ 真実の愛」を同会場で先着250名が無料鑑賞できるイベントもあるそうです。本展の観覧券が必要だそうです。ちなみに「モンパルナスの灯」は4月4日でした!

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

恥ずかしながら私は「モディリアーニ」のことは何も知りませんでした。
ジャンヌが後追い自殺したことは、感覚的にわかる気がします。
幼子を残したことも!
どんなに愛していても子供は道連れにはできません。
愛しているから道連れにはできないのです。
お腹の子はまだこの世に出てないので、
(出産月齢が満ちてなかったこともあるかもです)連れていったのでしょう。
子供は所有物ではないという考えだったと思います。
愛しているから残る子供を不憫に思い道連れにするのは
それは違うと私は思います。
上手くいえませんが
ジャンヌは“夫婦単位”の愛の形がまずメインだったのではないでしょうか。

鈴木智子 さんのコメント...

>たま吉さん
どんな形でも、その人の「愛」は純粋で気高いものなのですよね。
母として、幼い子供と、身ごもった新しい命と何故生きられなかったのかと思うと哀しい気持ちがします。
モディリアーニの個展が大成功したと報告を受ける、わずか数日前の事でした。
どんなエピソードにも、残されたその子の運命が描かれていないんですよね。

きっと、今でも二人の遺族はどこかに生きているのでしょうね。

私が頑張れるのは、4ニャンがいるから・・かな?(笑)。

匿名 さんのコメント...

モディリアーニは何点か国内,海外で見てきました。
色彩的は鮮やかではないけれど,モデルの人間性が絵に表現されている画家だったような。。。気がします。
でも・・・やっぱり,子供を残して後を追い命を断つことは出来ないし,モチロン,子供を道ずれにも出来ません。そこは子供と言っても個々の命で所有物でッはないから。。。

告白だけど,私も10年間子供を1人で育ててきました。そんな時に命を粗末にしそうにもなったけど,やっぱり子供への責任とその仔の行く末が気になって出来なかったなぁ。。。
だから今は幸せなんだと思うしね。

感情や感性の問題でしょうけれど,
芸術家のパートナーはやはり異性の愛という事への感性が深いのかな?
などとも思ってしまいますね。

鈴木智子 さんのコメント...

>あっこさん
私は子供を持ったことがないけど(いや、4匹のりっぱな子がいますが・・笑)、母の愛情ってすごいんだって思ってきました。
当時(20世紀初頭)、男手が無く女一人子供を養って生きていくって、大変な苦労だったんだと思いますが・・・。
しかも20歳そこそこの若さですものね・・。
自殺ではなく、せめて事故(嘆き悲しんで、窓枠に腰掛け泣き崩れていたら、疲労で眩暈がしてそのまま落下した・・・なんて)だったら納得なのに・・。
<殆ど自己満足です。(^^;)エヘッ>

あっこさんの10年間も大変だったんですね。
その時間を耐えて、今の幸せがあるんですね。

確かに・・
芸術家といえば、ジャンヌも絵を志していたし、生涯で3点か4点の絵も描いているそうです。

匿名 さんのコメント...

この時代の巨匠達・・・本人が生きていた時代は不遇な人が多いですよね・・・。
モンマルトルに行くと感傷的になります・・・。
モディリアーニ 真実の愛は、BSで2回ほど見たことがあります・・・。悲しい・切ない・・・。
お姉さまからのプレゼント素敵ですね~。
それと・・・♪奇遇ですが、本日ブログに先日行って来たルーブル美術館展の事UPしたところです。(ルーブル美術館前で撮った写真も1枚だけ載せました^^v)
ブログしばらくお休みしますとお知らせしたのが、かえってお友達様にご心配おかけしてしまった節があり、単に忙しいだけで元気です^^;と、一言書きついでに、書きかけだった美術展の記事もちょっと手を入れてUPした所です。^^v
しばし読み逃げさせて頂く事になりそうですが、宜しくです~♪

鈴木智子 さんのコメント...

>aquaさん
お忙しそうですね。
身体には充分気をつけてくださいね(^^)

ルーブル美術館・オランジェリー美術館etc
本当にパリは芸術の都(宝庫)ですよね。
また行きたくなってまーす♪
ベルサイユ宮殿に行ったときは、流石に「ベルバラ」を意識して、かなりミーハーな気分でしたけど、改めて歴史を紐解くとそこに生きた人々の思いなどに興味を覚えますよね。
あんなに贅沢三昧だったマリー・アントワネットが「プチ・トリアノン」の素朴な住まいをこよなく愛していたエピソードは以外でした。

aquaさん、お仕事に疲れたら、また覗きにきてくださいなー(^-^)v