普段の生活を取り戻しつつも 、奈伊紀がいた場所をジッと見つめては面影を追っている毎日です。
そこに奈伊紀がいることが当たり前で、ポンッてどこからともなく飛び出してくるように思えるのです。
今日もそんなことを考えながら洗濯機を回していたら、洗濯・すすぎと終わり、脱水が始まる段になって洗剤を入れるのを忘れたことに気づき、また最初からやり直してしまいました。
いかんな。こんなじゃ。
そういえば、ムーチ達3ニャンはどう理解してるんだろうか?
特にムーチは奈伊紀に何度もお別れをしていたようだけど、ここにはもういないことをどう受け止めているんだろうか?
奈伊紀はムーチとは気が合うというか、「フーッ、シャーッ」はほとんどなかったっけな。
ムーチは本当にマイペースはお子なので、奈伊紀が怒ってもいても「ふーん、そうなんだ」風の反応なので、奈伊紀はムーチに対しては側に寄っても気にしなくなってたっけ。
奈伊紀がじっと見つめる視線の先に、ムーチがのほほんと外を眺めてる光景もシバシバでした。
そして、別れが訪れて・・・・
ムーチやベンや未伊太は奈伊紀の存在をどう感じていたのでしょう? いなくなったという現実をどう受け止めているのでしょう?
この頃、奈伊紀が寝ていたベッドが気になるのか、こんな光景が・・・
ゲージの2段目からムーチが様子伺い中。
いつもだと奈伊紀がひょこっと顔を出すのにね。
一応ジャンプしてベッドを確認!。
・・・やっぱりいないね。奈伊紀。
本当にお別れしちゃったんだよ。
もうこのベッドには奈伊紀はいないのよ。ムーチ。
ピンクの毛布には奈伊紀の匂いが残っているのよね。
ムーチなりに奈伊紀を感じてるのかもしれません。
気がつけば、未伊太もこっちのゲージに来ました。
奈伊紀と一番長く暮らした未伊太ぼっち。
奈伊ぴこ姉さんは天国で父と一緒だけど、ちみはまだまだ母と一緒にいるんだよ。
ねっ。
その後、ベンも混じって結局この日は奈伊紀がいつも使っていたゲージに3ニャンがひしめき合ってずーっと寝ていました。
きっと3ニャンとも奈伊紀の夢を見ていたのかもしれません。
そして私は先ほどの疑問の答えを知ったのです。
3ニャンは奈伊紀が旅立ったことをしっかり理解しているのです。 そして彼らなりの「さよなら」をちゃんと奈伊紀に伝えたんだと思います。
奈伊紀、お空の上で父と一緒に弟達を見守ってね。