2011/03/18

私たちに出来ること・・

3/11日の東北・関東地方を襲った未曾有の大地震から、一週間が経ちました。
津波で家を失った方、大切な家族を亡くされた方、また、家族の安否がわからぬまま不便な避難所で不安な毎日を送って折られる方々の状況を思うと胸が痛みます。

私たちが出来ること・・・
何かしてあげたい。行って何かお役に立ちたいと、ボランティアを志願していらっしゃる方も沢山いらっしゃると思います。
しかし、まだまだ混乱してその活動にも「統制」が取れていないのが現状のようです。

関東では全域を対象に「計画停電」が実施されて、今日で5日目を迎えています。
あくまでも関東圏内の電力不足回避の予防策で、直接津波にあわれた方々への援助にはならない行為ですが、被災された方々の厳しい状況が私たちに「我慢することの必然性」を植えつけてくれたように思います。

我が家でも、17日(木)の夕方6:30過ぎから夜9:30くらいまで停電しました。
あらかじめ予定されていたので、事前にろうそくやホッカイロも用意しておきました。

買占めで売り切れ状態になっている懐中電灯は、結局我が家では手に入りませんでしたから、家にあったろうそくで灯りを取ることに。
ろうそくも買占められて何処に行っても手にはいりませんでした。

10年以上も前に買っておいたろうそくがこんな時に役に立つなんてね。


ベンもムーチも未伊太も、暗いところは全く問題ありません。
猫はもともと夜行性動物ですものね。
暗闇でしっかり獲物を捕って生きてきた動物です。

3ニャンとも最初は驚いた様子でしたが、すぐに慣れて後は各自のベットですやすや寝ていました。
ホッカイロだけではどうしても寒さがこたえる私は、そんな3ニャンを無理やり起こして暫らく膝の上に抱っこ。一番付き合いがいいのはベンでした(笑)。

約3時間後、「パッ」と電気が点くと、安堵と開放された喜びが・・・
すぐ暖房をつけましたが、こんな時にも被災者の方々の不自由を痛感させられてしまいます。
予定された時間がきさえすれば、生活は元通りになる私たちと違い、「いつまで」とも知れない「我慢」を強いられる方々の過酷さを改めて感じます。

今後の停電の予定が東京電力のHPで発表されました。

計画停電により、都内の交通機関も通常の数割の運行ですが、ほとんどの人がこの「我慢」を受け入れ、被災された方々の「疑似体験」することによってなんらかの役立ちを意識出来る「連帯感」を共有しているように思えます。

改札にどんなに並んでも、通勤電車が止まっていても駅員に詰め寄ったり暴れたりする人はほとんどいないのは、皆がいままで体験したことのない「大惨事」を目の当たりにした共通の思いがあるからだと思います。 計画停電は4月末まで続くそうですが、この思いがその時まで続くことを祈ってやみません。

今この時にも、親しい方の安否を必死で探しておられる方もいらっしゃると思います。
寒い避難所で、空腹と寒さに絶望感を抱いていらっしゃる方もおられることでしょう。

今、沢山の人が救助の手を差し伸べようと動き出しています。
どうぞ、もう少し待ってください。決して希望を無くさずに・・・・・

*******
今回被災して救助されたペットも数多くいると聞きました。
フジTVで放送された、2匹のワンコもその後救出され今では元気にしているそうです。
       ↓


これ以外にも沢山のボランティア団体がペットの救出活動に参加されています。
今、私たちに出来ること・・・ボランティアに参加できなくても、現地に救援物資を届けられなくても、出来る事はきっとあるはず。
≪緊急募金≫
(財)日本動物愛護協会 東北地方太平洋沖地震被災動物支援義援金

2011/03/15

物資不足に思うこと。。

震災後の物資不足が深刻になってきました。
さしあたって私には主食となる米や食パン、牛乳といった日常の食品。
また日用品としてトイレットペーパーを買わねばなりません。
幸い?にも昨日(3/14)と今日(3/15)は会社がお休みになり、朝からお買い物が可能となったわけですが・・・・

地元の大手スーパーの野菜売り場では結構品数が豊富のようで、ホッとしたのもつかの間。

飲料水などの商品棚はガラガラ・・。(*_*;)
いつもびっしり並んでいるペットボトルの棚はこの通りです。
特に計画停電が実施されていることもあって、水やすぐに食べられるカップラーメンなどが最初に品切れ状態になったようです。
わたしの隣で商品を探していたおばさんの買い物籠には、溢れんばかりのレトルトの「おかゆ」が入ってました。
結構重たいはずですが、このおばさん必死でレジまで買い物籠を運んでいきました。

このスーパーでは牛乳も食パンも売り切れで、買うことができませんでした。
まず、食べ物はなんとかするとしてもサニタリー用品は必ず必要だったので、ここでの買い物を諦めてドラッグストアに向かいました。
いやーな予感はしてましたが、案の定・・・
↓この通りの状態です。
トイレットペーパーだけでなく、ティッシュや紙おむつ・・etc、紙製品が軒並み売り切れていました。
赤ちゃんを抱える家族にとっても大打撃です。
今日の分が売り切れでも、明日また入荷するならまた明日来ればいいけど、お店の人に聞いても入荷するかわからないという答え。
これじゃあおられますよね。「買占め」に。

地元では買えないと諦め、電車で買出しへ。
さすが品数豊富で流通力も高い東急ストア。
食パン(いつものパンが特売♪)・お米(最後の一つ)・牛乳(高いけど・・)・ヨーグルト(これも特売♪)を見事GET!!
近くの大手ドラッグストアでは入場制限で長蛇の列。
並んで買えるなら並ぶけど・・・・。
お店の人に聞いたら在庫足らずでトイレットペーパーは最後尾は無理とのこと。
この店員さんの「今日は。。」の言葉に最後の望みを託し、帰ることにしました。
私は買占めでもなんでもなく、ただ普通にトイレットペーパーが切れたので買いに来ているだけなんですケド・・・。(T-T)

物資不足は、計画停電による工場の生産稼動の制限もあるかもしれません。
燃料不足の物流の停滞かもしれません。
様様な要因が引き起こした、やむをえないことかもしれませんが、でも、ふと思います。
ちょっと待って、ねえみなさん、本当にソレ今必ず必要なものなの?って。
「おかゆ」を籠いっぱい買っていったおばさんは、食べ物はソレしかないんでしょうか?

被災地で一日おにぎり一個でしのいでいる方々がいます。
着の身着のままで逃げ出し、5日間もお風呂にも入れず着替えもない方々、衛生用品が不足していると切なげに語っていました。
今、そういう方々にして差し上げられる事ってなんだろうって思います。
私も何か一つ役にたてればと思い、Yahoo!の壁紙購入とポイント寄付を今してきました。
でも寄付金だけでなく、まだ幸せな私たちが、過剰反応しないで冷静にいつもの暮らしをしていることが被災地の方々に多くの物資を供給できるということでもあるかもしれません。

自分が、自分の家族が今被災地の一人だったら・・・
計画停電でも必ず電気は点きます。
今は多少混乱していても、物資は必ずスーパーに届きます。

TVで、避難所に避難している女の子がインタビューに答えて言った言葉に胸が締め付けられます。
「今は帰る家もない。家族も(全員)いない。いままでどんなに(普通の生活が)裕福だったか、どんなに幸せだったか・・・今、そう思います。」。。。。と。

被災地のみなさん、頑張ってください。

2011/03/13

東北関東大震災

とてつもなく大きな地震でした。
7階建ての6階で被災しましたが。
座っていられないほどの揺れを感じ、思わず机の下に身を隠しましたが、その机すら今にも壊れそうな状態。
フロア中に悲鳴があがりました。

とっさに考えたのは、自宅で待ってる3にゃんの事。
「ベン・ムーチ・未伊太・・・・大丈夫?」
たなの上から落ちたもので怪我していないか?
いや、食器棚自体が倒れて散乱した食器の破片で大怪我していないか?
とにかくその状況を想像するだけで胸が締め付けられる思いでした。

人間は「避難」という行動ができます。
ペットは自分からドアを開けて逃げ出すことができません。
どんな状況でも、彼らは主人が帰ってくるまで、なすすべもなくただ待ち続けるのみです。

揺れがおさまり、すぐにビルから避難するように通達があり、私達は近くの小学校へ。
携帯が繋がらず実家の安否が気になるなかで、一体今どういう状況かを知るのに携帯のワンセグは便利でした。
TVのニュース映像を見ながら避難所では情報交換。
フジTVのビルの側から煙が立ち昇っている映像が一番最初に目に入った「現実」でした。
とっさに「帰宅難民」という言葉が浮かびました。
「今日中に必ず帰る!」
その時に強く思いました。

避難して一時間後、一旦オフィスビルに戻って状況確認後帰宅の途へ。
都内の電車は全てダウン。道路は大渋滞。
駅という駅のロータリーはタクシーを待つ人の長蛇の列。
もし乗れたとしても、途中必ず渋滞にあうだろうと、最初から徒歩で帰ることを決意。

3時間半の長い道のりでしたが、途中3ニャンのことばかり考えてました。
もし、最悪な状況だったら、すぐに病院に連れていかなきゃ。
パニックで暴れていたら、まず抱き寄せてあげなきゃ。
ああ神様、どんな状態でも生きていてくれますように・・・・。

日もとっぷり暮れて、最寄駅に着いた頃は両足はパンパンで、自分の足ではないようでした。
常にスニーカーでも会社においておけばいいけれど、頭ではわかっていてもなかなか・・ね。
パンプスで3時間半歩いてきた足は悲鳴を上げていました。
そして目にした光景は・・・・
全域停電の真っ暗闇!!!
マンションの窓という窓に、一つとして灯りを放つものはありません。
心臓は激しく動悸し、最悪の事態を頭からふり払うのに苦労しました。
自宅のドアを開ける手が震えていました。

真っ暗な部屋の中で、うっすらとあるものがあるがままにある影を感じました。
一瞬、「えっ?」と感じました。
でも今は、3ニャンの無事の確認です。
すると、部屋の奥から白っぽい影がゆっくりと一つまた一つとこちらに向かってきまます。
ムーチと未伊太です。「ベンはッ?」
携帯のわずかな灯りを照らし部屋の中を再確認すると、ベットの上でベンが大あくびをしてこちらを白く光った眼でみていました。
「よかった~」大声で喜びました。

3ニャンの無事を確認して、改めて部屋の中を見渡すと、驚いたことに破損はもとより倒れたものや落下した物も一切ありませんでした。
奈伊紀の骨壷やECに毎日お供えしているコーヒー等は落下して、床に散乱してておかしくないんです。
ところが、コーヒーカップの中のコーヒーがこぼれてたことと、洗面所にあるニャンズの水用ボールからこぼれ出た水で床が濡れていたことだけでした。
二人の写真立ても一寸たりとも動いていませんでした。

私は毎日ECと奈伊紀に、今日の3ニャンと私の無事をお祈りしコーヒーとカリカリをお供えします。
「EC、奈伊紀、きょうもベンとムーチと未伊太のこと見守ってね。ついでに私も・・・ね」(合掌)
・・・って調子に。
きっとこれは二人の「見守り」のおかげです。きっとそうです。
チームSATyanは全員無事です。
ありがとうEC、奈伊紀。

その後暫らく停電が続き、不自由な生活を強いられましたが、ワンセグで情報を得、実家の安否確認に時間を費やしていました。
メールのやりとりは出来ていたので、既に無事でいることはわかっていましたが、山形も全域停電しているとニュースで知っていましたから心配はぬぐえませんでした。
無事な「声」を聞けたのは、12日の夜でした。

被災してから3日目。
一日中ニュースを付けっぱなしで観ていますが、今回の震災でどれほどの人が絶望の涙を流したでしょう。
まだ大切な人の安否を確認できずに、不安の真っ只中におられる方も沢山いらっしゃると思います。
その方達の無事を一日も早く確認できることを心の底からお祈りいたします。

そして、この震災・津波でペットを亡くされた方も沢山いらっしゃると思います。
心からお悔やみ申し上げます。
TVの映像で置き去りにされたペットショップの仔猫が、助けを求めるように泣き続ける映像を観ました。
胸が押しつぶされそうです。

今回の震災で飼い主と離れ離れになったペットの一時預かりや、被災地のボランティアに参加される方がいらっしゃるでしょう。
こういう事態にすぐに行動できる方々を本当に尊敬します。

まだまだ余震が続いています。
東京もこれで収まったわけではないと思います。
友人の中にも実家が大変な被害にあっているいる方がいらっしゃいます。
この機会に真剣に緊急避難対策を、家族で再度確認しておられる方々も多いと思います。

ご心配してくださった皆様。
ありがとうございます。
我が家は全員無事でした。

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